パーソナルカラー診断は受けたことがあるけれど、どうも信じられない…言われたとおりの色を着ていても似合っていない気がする…そう感じたことはありませんか?
実はそう感じている方の大半が受けた診断方法が、フォーシーズン分類やフォーシーズン分類を基本として細分化していった8・12・16などの分類法です。
パーソナルカラー10タイプ分類®はフォーシーズンを細分化するのではなく、フォーシーズンの特徴を分解し、色を構成する3要素にあてはめて再構築しました。
フォーシーズンにはこだわっていないため、4の倍数にはなっていません。
フォーシーズンの特徴を分解して再構築
色を構成する3要素は色相・明度・彩度です。
これをフォーシーズンそれぞれのタイプの特徴にあてはめて考えてみます。
そして、色相・明度・彩度ごとに分解し、同じ特徴をまとめてグルーピングします。
例えば、「色相:イエローベース」でまとめるとスプリングとオータムは同じグループになります。
どの特徴も等しく特徴的ではないはず
フォーシーズンでスプリングと診断された人は
色相:イエローベース
明度:明るい色が似合う
彩度:鮮やかな色が似合う
という特徴だったはずです。
でも、どの特徴も等しく特徴的だったのでしょうか?
そんなはずはありませんよね。3つのうち「強いて言うなら」という程度の特徴があったはずです。
「イエローベースで明るい色が似合うけど、鮮やかな色はそこまで似合わない」「鮮やかな色が似合うけど、ディープトーンの色のほうがライトトーンより似合うかも」という場合、どのタイプになるのかちょっと考えてしまいます。
目立った特徴でなければ気にしない!
パーソナルカラー10タイプ分類®では、「強いて言うなら」程度の特徴は気にしません。
一番目立つ特徴だけ気にすればいいんです。
それぞれのグループの特徴に名前をつけ、新しく6タイプを作りました。
例えば、ベースの肌色はよくわからないけど誰がどう見ても色白だ!というならライトタイプでいいでしょう。
このように、タイプの特徴にあてはまれば、そのままパーソナルカラーのタイプになります。
もちろん、フォーシーズンのタイプに分類できる特徴を持つ人もたくさんいるので、4タイプはそのまま残しました。
その結果、フォーシーズンの4タイプと新しくできた6タイプを合わせて10タイプになりました。
ニュートラルな肌色が増えている
パーソナルカラーが日本にやってきたのが1980年初頭。それから40年以上が経ち、日本人の肌色の特徴も変わってきました。
大きな変化がベースの肌色です。
パーソナルカラーが日本にやってきてからしばらくの間、日本人のタイプでもっとも多いのはサマータイプで、ベース色の判断も容易でした。
ところが、2000年代に入るとベースの肌色の診断が難しくなってきました。
これは、ブルーベースのピンクが黄みに寄ってきたため、ブルーベースとしての特徴が薄れたからです。
現在はハッキリとしたブルーベース・イエローベースという肌色よりもニュートラルといわれる肌色が主流となっており、6割~7割の人が「どちらかといえば」という基準のもとベース色を判断せざるを得なくなっています。
ベース色がハッキリしないならフォーシーズンは難しい
フォーシーズン分類や、フォーシーズンを基本として細分化している8・12・16の分類は、ベースの肌色がハッキリしないと診断できません。
基準がベースの色だからです。
パーソナルカラー10タイプ分類®は、ベース色は判断基準の一つであり、ニュートラルな肌色の人でも問題なく診断できます。
重視するのはあなたのもっとも目立つ特徴だけだからです。
※実際の診断では、全体の雰囲気や声のトーン、ご自身の好きな色なども考慮してタイプ分類にこだわらずにカラーパレット(似合う色)を選びます。