今回の診断会での参考になりそうなお客様のお話は「ヘアカラー」です。
ヘアカラーについてのご質問はとても多く、やはり面積の大きい髪の色というのは印象を左右するもので、みなさん気にされているのだな~と感じます。
今回のお客様は、診断の結果クールタイプでした。
つまり、ブルーベースという特徴がとても顕著ということです。
このお客様が診断会にいらしたきっかけは、美容院で勧められたヘアカラーが似合わないと感じたからでした。
「言葉は悪いんだけど不潔に見えた」とおっしゃっていました。
診断会の日には既に色が落ちていてかなり元の色に戻っていたため、そこまでではありませんでしたが、やはりあまり似合ってはいませんでした。
不潔に見えた理由
では、なぜ似合っていなかったのでしょう?
答えは簡単です。ブルーベースなのにイエローベースの人向けの色を勧められたからです。
この図は10タイプカラリスト2級テキストにも掲載しているヘアカラーチャートです。
ざっくりと右側がブルーベースの方向け、左側がイエローベースの方向けとなっています。ざっくりとね。
今回のお客様は、地毛の色が7Lくらいのお色でした。
ブルーベースという特徴がとても目立つクールタイプで、地毛の色が7Lですから青の枠の中の色でなければ似合いません。
ところが、勧められた色は9Bのような色だったそうです。
これでは似合いませんし、髪も傷んで見えます。お客様ご自身が「不潔に見えた」というのも分かります。
どんな色を選べば失敗しない?
もっとも無難な選び方は、チャートで自分の色からまっすぐ上(もしくは下)にある色です。
明るく見せたければ上、落ち着いて見せたければ下の色を選べば間違いありません。自分の色さえきちんと分かれば失敗することはありません。
ベースの色がハッキリしているのであれば、上のチャートで青枠・黄枠を参考にしてください。
ちなみに、このチャートで10より上の色はオフィスでは好ましくないとされている明るさですので、ご注意を。
美容師さんの考えるパーソナルカラーはちょっと違うかも
先日、美容師さんのお話をうかがう機会がありました。
ご活躍されている方で、多くの美容師さんを束ねている方でもいらっしゃいます。
「美容師がお客様に色を勧める際に参考とする要素は何か」というアンケートを事前に美容師さん150人にうかがったところ、1位がトレンド、2位にパーソナルカラーがランクインしていました。
が!
パーソナルカラーという言葉と漠然とした知識はあっても、実際に診断をしているわけではないので多くの美容師さんにはちょっと誤解があるようでした。
パーソナルカラーを意識して、というよりもそのお客様個人に似合うかどうかという観点でトレンドを取り入れるからだと思います。
四季の名前からイメージされる色がそのままタイプになっているという解釈が多いようでした。
まとめ
「似合う」「似合わない」は見る人の感覚によって大きく変わります。センスとも言えます。
パーソナルカラーを意識してヘアカラーを変えるのであれば、自分の髪色をきちんと把握してお願いするほうが間違いがないでしょう。
美容師さんはパーソナルカラーのプロではありませんが、髪のプロなので、あなたの髪色をきちんと見極めてくれるはずです。
美容室にあるカラーチャートを見せてもらったときに自分の髪色を教えてもらってください。
そして、もし単に明るくしたいだけなのなら、そのチャートから大きくズレる色は選ばないようにしましょう。
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