第4回10タイプカラリスト2級検定の申し込みが2023年1月に開始となります。
こんな方はぜひ!
- 春から新しいことをスタートしたいと考えている方
- エステサロン・ネイルサロン等にパーソナルカラー診断をメニューとして追加したいと考えている方
- 気軽にパーソナルカラー10タイプ分類®を学んでみたいと考えていらっしゃる方
- 未経験だけどカラリストにチャレンジしてみたい方
年齢は関係ありません!60代後半の方も学んでいらっしゃいますよ!
今回は、未経験だけどチャレンジしてみたいという方向けにご案内いたします。
どのタイプ分類を選べばいい?
おそらく「カラリストとしてがんばってみたい!」と考え、学習しようとされている方が最初に悩むのがここだと思います。
私もそうでした。
もともとパーソナルカラーではなく色調整が専門だった私は、仕事の幅を広げる(というより取引先に頼まれて渋々やることになった)ためにパーソナルカラーを学ばなければならなくなったとき「なんかいっぱいあるな」と思いました。
とはいえ、15年くらい前の話なので、今とは違います。
当時は定番のフォーシーズンに加え、8タイプ、7タイプ、120(!)タイプといった分類があり、その中から自分に合いそうなものをピックアップし、検討しました。
一応「色」の専門家として仕事をしていましたので、パーソナルカラーの4つへの分類には無理があるように感じていました。
そのため、できればフォーシーズン以外にしたかったのですが、そこはまだパーソナルの分野ではド素人でしたから、「とりあえず定番を学んでおくか」とフォーシーズンを学びました。
学んでみれば、フォーシーズンの分類に関しても自分の思い込みだった部分があったり、納得できる部分もあったりして、新しい発見がありました。
人の肌色はどんどん変わっている
「1990年代初頭の20歳代〜50歳代の日本人女性の肌色は相対的に赤みよりで低明度かつ高彩度であり、その約10年後である2000年代初頭には統計的に有意な差をもって、黄みよりで高明度かつ低彩度の方向に変化していた。明度に関し、より一般的な表現をすれば 「肌色が白くなった」または「色白になった」と言えるであろう。」 吉川拓伸ほか.「1990 年代における 日本人女性の肌色変化」.日本色彩学会誌.2010.第34巻第2号.P120-130 |
これは、私も所属している日本色彩学会にて発表された論文の一部です。
1990年代初頭に多かったのはブルーベース(赤みより)だったものの、10年ほど経った2000年代初頭にはイエローベース(黄みより)の肌色が多くなったことが書かれています。
また、明度(肌の明るさ)に関しても、より明るくなっていることが分かります。
この論文が発表されてからさらに10年が経っていますから、さらに変化しているであろうことが想像できます。
変化に対応することが必要
基本となるフォーシーズンを学ぶのはやはり大事だと思います。
が、ウチでもそうですが、どの分類法でも基本となるフォーシーズンは多少なりとも学ぶはずですので、そこはそれほど気にしなくてもいいかもしれません。
では、何が大切なのか?
私が10タイプ分類を作ったのは、前述の論文のように「肌色が変化している」ことを実感したからです。
これにより既存のフォーシーズンでは対応できないことを確信し、10タイプ分類を作りました。
日々変化していく肌色の特徴にとらわれていては、現在学んだことが10年後そのまま活かされる保証はありません。
それよりは、肌のベース色だけでなく他の部分の特徴もとらえ、ベースの色で分類が不可能な人が多くなってきたとき(既にそうなりつつありますが)も対応できる知識と技術を身につけておくべきです。
最終的には予算や学習タイプで選ぶかとも思いますが、どのタイプ分類を学ぶにしても「人の肌色の特徴は時代とともに変化しているのだ」ということは覚えておいてください。
最後に
2級検定は在宅受験が可能ですが、1級に関しては受験のみでの取得はできません。
実技で経験を重ねていただく学習法となっているためです。
知識は本を読んだり調べたりすれば身につきますが、プロとして実際にたくさんのお客様を見て、肌色のパターンを知り、どんな肌色(特性)の人が多いのか、それを見極める練習は絶対に必要です。
そのため、当協会では2級まではカジュアルなサロンや美容院・各種サロンでの追加メニューで活用いただけるよう手軽に受験可能な方法を用意しています。これが在宅受験の「10タイプカラリスト2級」です。他でフォーシーズンを学んだことがある、色彩検定やカラーコーディネーター検定を取得している、というような方はこちらでも十分です。
しかし、色についてまったく学んだことがない方で、今後パーソナルカラーのカラリストとして活躍していきたいという方は、講座のほうもご検討ください。
おひとり様ずつ丁寧に指導させていただきます。